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N-BOX SLASH(エヌボックス スラッシュ)は、ハイトワゴンタイプのN-BOXをベースにしながらも、ルーフを思い切って低くしたクーペ的なフォルムをもつモデルです。2014年から2020年まで生産されていましたが、後席はスライドドアではなく一般的な車種と同じヒンジドアを採用していたのも外観上の大きな違いです。
ここからは、N-BOX SLASHの買取・売却のポイントをみていきます。
N-BOX SLASHは他のN-BOXシリーズ(N-BOX標準モデルやN-BOX+)の車種と比べて流通量が少なく、販売も終了してしまったことから、中古車流通市場ではより希少性が高いモデルといえます。そのため、相場状況は他のN-BOXシリーズとやや異なっています。
走行距離をみると、距離が伸びるにつれて徐々に価格が下がるという傾向は同様ですが、N-BOX SLASHの場合、走行距離が3万km未満の場合、相場価格は80万円を超えており、非常に高値での取引となっています。また、3万km~4万kmを境に相場価格は低下しますが、下落のスピードは他のN-BOXシリーズと比べてやや緩やかです。
グレードでみると、最も流通量が多いのはNA車の「X」です。また、「G L ターボ インテリアカラーパッケージ」「X ターボ インテリアカラーパッケージ」などの個性的な内装が装備されたターボ車グレードでは70~80万円を超える相場価格となっており、市場での評価が非常に高いです。
ボディカラーでみると他のN-BOXシリーズと同様、定番色のパールホワイト系(プラチナホワイト・パール)やブラック系(クリスタルブラック・パール)が最も高値での取引となっています。また、ブラウン系(プレミアムアガットブラウン・パール)やライトブルー系(サーフブルー)も定番色と同等に評価が高くなっており、より個性的なカラーへの需要もあるようです。一方、レッド系(ミラノレッド)やグレー系(シャイニンググレー・メタリック)は、流通量が少なく、相場もやや低めで取引されるケースが多いです。
駆動形式でみると、4WD車の流通量は少なく、FF車(2WD)との価格差はあまりありません。むしろグレードによる価格差の方が大きい状況です。
装備でみると、「あんしんパッケージ」が標準装備化されているなど、他のN-BOXシリーズよりも装備が充実しており、メーカー純正ナビやETC車載器、アルミホイールの装着などの有無で評価が変わる程度となります。
車両状態でみると、他のN-BOXシリーズだけでなく他の車種にも共通する点ですが、修復歴ありの車両は大きく価格が下がるため注意が必要です。
N-BOX SLASHをはじめ、N-BOXシリーズは新車だけでなく中古車市場でも高い人気を誇ります。
N-BOX SLASHは後継モデルはなく2020年2月をもって生産終了となりましたが、唯一無二の内外装を持つこのモデルは中古車市場でも根強い人気があります。また、ハイトワゴンタイプのN-BOXは第3世代となる新型モデルが2023年に登場し、今後乗り換えによる中古車流通台数の増加が予想されます。一般的に流通台数が増加すると買取相場は下がる傾向となるため、N-BOX SLASHの売却をお考えでしたら、相場価格が比較的高い今のタイミングでの売却をおすすめします。
なお、お乗り換えの際にはディーラーにそのまま下取りを出してしまい、提示された下取り価格が適正な金額なのかを客観的に比較しないで売却される方も多いようです。相場価格に見合った査定価格なのかを確認するためにも、ディーラーだけでなく買取店での査定も必ず受けましょう。
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