ミラの買取相場・査定価格

1980年にデビューしたミラは、ダイハツブランドの全車種の中で最も販売台数の多い車です。発売以来、大小のモデルチェンジが行われ、現行のミラXスペシャルは7代目にあたります。

ベース車種であるミラからは、燃費特化型のミラ イースや、女性をターゲットにしたココアという派生車種も生まれました。

本家のミラは初代から現在のシリーズを通して人気の高い車であり、国内軽自動車販売ランキングの上位に常に顔を出しています。

ダイハツのロングセラー車種であるミラのおすすめポイントは、燃費効率と広い車内スペース、ハンドルの取り回しの良さ、そしてMT限定であることです。

カタログ燃費で1Lあたり24.2km（2WF）という数値で、車内は大人4人が座っても窮屈に感じないような設計になっています。最小回転半径4.2mで切り返しをせずUターンができる取り回しの良さは、軽自動車の中でもミラならではの仕様でしょう。

また現行ミラはMT車のみの設定です。オートマ車では物足りないドライバーにとって大きな魅力になっています。

ミラの外観は、コンセプトである「大人向けのカジュアル、ナチュラル」そのものです。

華美なデザインや過剰な装備をバッサリ省き、基本性能やシンプルさ追求をテーマとしたミラの特徴は、ボディカラーにも現れています。カラーは黒・白・茶・グレー・ライトローズの落ち着いた5色が用意されています。

内装は肌色を基調にしたシンプルシックな印象ですが、運転席側のフロントやセンター、ドアサイドにそれぞれ収納BOXがあり、カップホルダーやバッグを掛けるフックも多く実用的です。

現行の7代目ミラX スペシャルは2013年に5MT車に集約され、駆動方式が2WDか4WDの2車種のみ販売されています。

採用されている3気筒自然吸気エンジンは比較的高回転で軽自動車にしては力強い走りが好評です。ギアチェンジとの組み合わせで、メリハリのあるパワフルな走りが楽しめるでしょう。

乗り心地はダイハツ独自のロングホイールベース設計でタイヤが四隅に近く配置されているため、広くゆったりしています。ボディは剛性感が高くシートが厚めの設計なので、長距離でも疲れにくくなっています。

クリーンでパワフルな走りを実現する、ダイハツの「トパーズ・ネオエンジン」が弾き出すミラX スペシャルの燃費性能は、ズバリ優秀です。

4WDタイプが1Lあたり21.6km、2WDタイプが1Lあたり24.2kmと、いずれも高い数値を出しています。両車種ともに総排気量は658ccです。

車体重量が750kgで、最大トルク：6.6kg・m（65N・m）／4000rpmという数字を考慮すれば、燃費の良さは秀逸です。

一般的には、実際の走行燃費はカタログ数値より低くなるのが普通ですが、MT車の場合は運転テクニックも物をいいます。ドライバーの腕の見せどころではないでしょうか。