初代 H10系(1967-1977年)
トヨエースの小型版として、FR方式のキャブオーバーレイアウトを持つ初代モデルのトラックを1967年2月に販売を開始しました。同年10月にワンボックスボディのワゴンを追加しました。
それまで日本の物流に活用されてきたのは主にトラックでしたが、ハイエースバンが開発されたことによって埃や雨風から荷物を守ることができ、日本の物流業界を大きく進化させました。
68年にはスライドドアを初採用したデリバリーバンを追加、69年にはホイールベースとリヤのオーバーハングを延ばした15人乗りを追加するなど、バリエーションの追加も短期間で行ない、初代で現在の原形を確立しました。
2代目 H20~40系(1977-1985年)
初代同様、バン、ワゴン、トラックをラインアップで1977年2月にフルモデルチェンジを行ないました。
2代目のハイエースバンは、物流車や救急車のような商用車としての設定も当初から行われていましたが、同時にキャンピングカーのベース車として使用されるなど一般家庭でも活躍できる車種として打ち出し始めました。
また、2代目から15人乗りのマイクロバスが追加され、後に15人乗り「スーパーロング」へと統一されました。
3代目 H50系(1982-1989年)
3代目から、バンとワゴンが分割され、それぞれのコンセプトのもと製造されるようになりました。
1987年8月には、バンとしては当時の最上級グレードである「スーパーGLグレード」を設定し、商用車としてではなく乗用車として、高級感も感じられるイメージを更に定着させました。
4代目 H100系(1989年-2004年)
平成の始まりである1989年8月に4代目へとフルモデルチェンジを実施しました。
4代目では電動スライドドアを初搭載するなど、現在多くの車種に必須で設定されている機能がハイエースバンによって初めて装備されたことが分かります。
実用性が高いかつ高級感のあるバンというコンセプトのもと、15年に渡る長期間販売された4代目は、その15年間でさまざまな面で大きな進化を遂げました。
5代目 H200系(2004年-)
2005年8月に、現行モデルである5代目にフルモデルチェンジを行ないました。
4代目までは高級感にこだわり多くの進化をし続けましたが、アルファードなどの車種が高級ミニバンとしての地位を確立し始めたため、5代目からは再度機能性を重視し改良が行われました。
全長3mの広い荷室や、安全性にもこだわったボディ構造が開発され、商用車としての利便性を更に高めました。
ユーカーパックの車買取・査定にてハイエースバンをご売却いただいたお客様の口コミ・評判です。